腎盂炎の原因と治療、そして私の体験談
「腰や脇腹が急に強く痛みだした」「熱が出てだるい」
そんな症状で受診したら腎盂炎だった、という女性は少なくありません。
膀胱炎が進行して腎盂炎になることも多く、放置すると重症化する可能性があるため注意が必要です。
ここでは腎盂炎の原因や治療法に加えて、私自身が経験した体験談も交えてご紹介します。
腎盂炎とは?
腎盂炎(じんうえん)は、腎臓と尿管のつなぎ目である「腎盂」に細菌が感染して起こる炎症です。多くは膀胱炎から細菌が逆流して腎臓に到達することで発症します。
主な症状
- 高熱(38℃以上になることが多い)
- 腰や脇腹の強い痛み
- 排尿時の痛みや頻尿
- 倦怠感、吐き気や悪寒
膀胱炎よりも全身症状が強いのが特徴で、悪化すると腎機能に影響することもあります。
女性に腎盂炎が多い理由
女性は尿道が短く、細菌が膀胱から腎臓に侵入しやすい構造をしているため、男性より腎盂炎を起こしやすい傾向にあります。また、生理や更年期などで免疫が落ちている時期に発症しやすいとも言われています。
私が腎盂炎になったときの体験談
ある日、突然おなかの奥にズキッとする痛みを感じました。
脇腹とも言えないし、胃の下あたりとも言えない…不思議な場所が痛むのです。
しかも、その痛みが背中の方まで突き抜けていて、「これはただの腹痛じゃない」とすぐにわかりました。
かかりつけの内科に行って尿検査を受けたら、結果は腎盂炎。
熱は37度程度で高くなかったのですが・・・
まず抗生物質を1週間ほど飲みましたが、再検査ではまだ数値が高いまま。
その後、泌尿器科に転院して薬をいろいろと変えながら治療を続けることになりました。
最終的に治るまでに3か月ほどかかり、
「腎盂炎ってこんなに長引くんだ」と驚いたのを覚えています。
治療中に気づいた大事なポイントは、尿検査の採り方です。
女性はどうしても雑菌が混ざりやすいので、最初と最後の尿は避けて、必ず「中間尿」を清潔に採ることが大切。
ちょっとしたことですが、検査の精度にもつながるので、知っておいて損はないと思います。
腎盂炎の診断と治療
腎盂炎は、尿検査や血液検査、必要に応じて画像検査で診断されます。
治療の基本は抗菌薬(抗生物質)の投与です。
- 抗菌薬(抗生物質):セフェム系やニューキノロン系などが使われることが多い
- 解熱鎮痛薬:高熱や痛みを和らげる目的で使用
- 点滴治療:重症例では入院して点滴で抗菌薬を投与する
早期に治療を開始すれば改善することが多いですが、自己判断で放置すると慢性化したり、腎機能障害を起こすリスクがあります。
腎盂炎を防ぐためにできること
腎盂炎は膀胱炎から進行することが多いため、まずは膀胱炎を予防することが大切です。
- 水分をしっかりとる
- トイレを我慢しない
- 下着を清潔に保つ
- 冷えを防ぎ、免疫力を維持する
- 排便後は前から後ろへ拭く習慣を徹底する
また、膀胱炎を繰り返している方は、腎盂炎へ移行する前に医師へ相談することをおすすめします。
参考リンク:日本泌尿器科学会


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